熟年女性にHIV感染が拡大しているって本当ですか?
50歳以降に初めてエイズウイルス(HIV)感染がわかる女性のうち、体調不良などで偶然見つかる場合が4割強に上ることが、エイズ治療の基幹的病院である東京都立駒込病院感染症科の調査でわかりました。
エイズは性行動の活発な若者の病気というイメージが強いのですが、調査を担当した看護師は「中高年にも新たな出会いが広がり、リスクが低いとされた熟年以降に感染が広がる懸念もある」と警告しています。
日本エイズ学会で発表した、1986〜2004年に、同病院でHIV感染が初めて確認された50歳以上の女性は14人で、50歳代が8人、60歳代が6人でした。
このうち「夫などのエイズ発症、感染」をきっかけに感染がわかったのは57%。
「自分の体調不良」「他の疾患の治療」がそれぞれ21%と、自ら進んで検査を受けた例はありませんでした。
閉経前後の女性は、寝汗、微熱などのエイズ関連症状を加齢に伴うものと医師も本人も判断しがちで、見落とされる可能性があるそうです。
50歳を過ぎた女性のHIV感染は、日本ではまだ少ないが、欧米では増加傾向にあります。
感染予防に有効なコンドームも閉経後は「妊娠しないから」と使用継続が難しいのが実情だそうです。
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