障害者雇用促進法の対象のHIV感染者 官公庁2割知らず
官公庁の人事担当者の2割以上が、HIV(エイズウイルス)感染者は障害者雇用促進法の対象であることを知らないことが、薬害エイズ被害者らで作る「はばたき福祉事業団」のアンケートで分かった。結果は今月27日に開かれる就労支援のシンポジウムで発表するが、シンポを後援している厚生労働省からは回答が来ないという有り様で、主催する事業団は「意識が低すぎる」と嘆いている。
HIVは98年に身体障害に認定され、約8800人が障害者手帳を持っている。事業団が今年7月、中央省庁と都道府県、政令市など約150の官公庁に初の実態調査をしたところ、回答した48団体のうち11団体(23%)は、HIV感染者が障害者の法定雇用率(国や地方自治体は2.1%)の算定対象であることを「知らない」と答えた。
また、実際に就労者が「いる」としたのは1団体、採用を「肯定的に考えている」と答えたのも7団体にとどまる。旧労働省が定めた就労ガイドラインの存在は、7割以上の34団体が知らなかった。
一方、HIV対策と障害者雇用の旗振り役の厚労省からは、14日までに回答が届いていない。シンポジウムを所管する障害者雇用対策課は「アンケートが来ていたことを知らなかった」、郵送先の人事課は「調査中」としている。
引用:毎日新聞
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